“lie”と”lay”って何が違うの?
“laid”って”lie”の過去形?
それとも”lay”の過去形?
と疑問に思ったり、迷ったりした経験はありませんか?
“lie”と”lay”は非常によく使われる動詞です。しかし、意味や活用形が似ているため、多くの人が混同してしまいます。
この記事では“lie”と”lay”の違いをわかりやすく解説し、誰でもかんたんに覚えられる方法も紹介します。
一度読めば、“lie”と”lay”で混乱することはなくなります。
それでは、一緒に学んでいきましょう!
“lie”の意味は?
“lie”は、英語の自動詞(直後に名詞がいらない動詞)です。
主な意味は「横たわる」ですが、「嘘をつく」という意味もあります。
“lie”の活用形
“lie”の活用形は、次の通りです。
現在形: lie
過去形: lay
過去分詞: lain
進行形: lying
“lie”の例文
“lie”の活用形をふまえて、1つずつ例文を確認しましょう。
“lie”の過去形”lay”と、動詞の”lay”はどう見分けるの?
スペルが同じなので迷ってしまいますよね。
見分けるためのポイントは”lie”が自動詞であることです。
つまり、“lie”は主語だけで完結するので、目的語(動詞の直後に来る名詞)が不要なのです。
“lay”の意味は?
“lay”は、英語の他動詞(直後に名詞が必要な動詞)です。
主な意味は「置く」または「横たえる」です。
“lay”の活用形
“lay”の活用形は次の通りです。
現在形: lay
過去形: laid
過去分詞: laid
進行形: laying
過去形と過去分詞が同じ「laid」である点に注意しましょう。
“lay”の例文
“lay”の活用形にもとづいて、いくつかの簡単な例文を見てみましょう。
「”lay”と”lie”は、どう使い分けるの?」という疑問がよく出ますが、“lay”のあとに目的語があるかどうかで判断できます。
たとえば、以下の例文をご覧ください。
動詞”Lay”のあとには、”this book”という「置くもの(目的語)」が続いています。
このように、動詞の後に目的語が置かれている場合は、他動詞の”lay”であるとわかるのです。
“lie”と”lay”の違いは?
ここまで、”lie”と”lay”の意味や活用形について学習してきました。
ここからは意味や活用形を踏まえて、”lie”と”lay”の違いについてわかりやすく解説します。
“lie”と”lay”の違い①:意味
“lie”は自動詞であり、主に「横たわる」や「嘘をつく」という意味で使われます。
自動詞であるため、直後に目的語は必要ありません。
一方“lay”は他動詞であり、主に「置く」や「横たえる」という意味で使われます。
他動詞であるため、動詞の後には目的語が必要です。
“lie”と”lay”の違い②:活用形
次に、”Lie”と”Lay”の活用形を確認しましょう。
“lie”の活用形 | “lay”の活用形 |
現在形: lie | 現在形: lay |
過去形: lay | 過去形: laid |
過去分詞: lain | 過去分詞: laid |
進行形: lying | 進行形: laying |
注意が必要なのは”lie”の過去形”lay”と、”lay”の現在形”lay”です。
見分け方は、直後に目的語(動詞の後ろに置く名詞)があるかないかです。
“lay”の直後に名詞がなければ”lie”、名詞があれば”lay”だとわかります。
言葉だけではわかりづらいと思いますので、例文を通して学んでいきましょう。
①I lay down. 私は寝た。
②I lay the book on the table. 私は本をテーブルに置く。
この場合、目的語があるのはどちらの例文でしょうか?
正解は②です。②の”lay”の後ろに”the book”という目的語があります。
そのため、②の”lay”は「置く」を意味する”lay”だと理解できるわけです。
“lie”と”lay”の覚え方は?
覚え方と聞いても、「なんだか難しそう」と思うかもしれません。
でも、安心してください。
たった1文を暗記するだけで、”lie”と”lay”の使い方を簡単に覚えられる方法を紹介します。
“lie”の覚え方:ライオンが寝る
「ライオンが寝る」
この1文を覚えておけば、”lie”は正しく使えます。
ライオンの「ライ」は、”lie”から来ています。
また、”lie”は自動詞で「寝る」という意味です。
1匹のライオンが横になって寝ているイメージです。
このイメージは”lie”「横たわる、寝る」にとても合いますよね。
さらに、ライオンは自分で横になるので、自動詞であることも覚えられるのです。
“Lay”の覚え方:レインコートをかける
次は、
「レインコートをかける」
この1文をしっかりと覚えましょう。
レインコートは、人が「かける」ものですよね。
つまり、この行動が他動詞である”lay”(置く、横たえる)を連想できます。
また、レインコートをかける行動は、何かを「置く」ことに通じるので、他動詞である”lay”の使い方を覚えやすくします。
“lie”と”lay”どっち?理解度テスト!
いきなりですが、テストをしましょう。
「テスト」と聞くと少し緊張するかもしれませんが、まったく心配ありません。
このテストは、あなたが”lie”と”lay”の違いを理解しているかを簡単に確かめるためのものです。
中学生レベルの英語を使用しているので、”lie”と”lay”の違いだけに焦点を当てて考えられます。
それでは、早速解いてみましょう!
問題: ___には、”lie”と”lay”のどちらが入るでしょうか?
※活用形に注意しましょう。
問題①: The cat ___ down on the sofa.
問題②: She ___ the book on the table.
問題③: The dog ___ in the sun yesterday.
回答と解説
問題①: The cat lies down on the sofa.
正解は、”lies”です。
この文は、猫が自分でソファーに横たわる様子を表しています。
そして、“lie”は自動詞で、自分で何かをする場合に使います。よって、”lie”が正しい動詞です。
また”The cat”は三人称なので、”lie”に三単現の”s”をつけた”lies”が正解になります。
問題②: She lays the book on the table.
正解は、”lays”です。
この文では、彼女がテーブルに本を置く様子が描かれています。
“lay”は他動詞で、何かを「置く」や「横たえる」といった行動に使います。
そのため、”lay”がふさわしいと判断できますね。
こちらも”she”は三人称ですから、三単現の”s”をつけましょう。つまり、正解は”lays”です。
問題③: The dog lay in the sun yesterday.
正解は、”lay”です。
ややこしい”lay”の問題でしたが、正答できたでしょうか?正答を考える方法は2つあります。
1つは、”lay”のあとに目的語があるかどうかで判断する方法です。
”lay”の直後を見てみると、”in the sun”となっていますね。
ここから、”lay”の目的語がないと判断できるため、”lie”がふさわしいと理解できます。
もう1つは、文章の意味から考える方法です。
この文は、「昨日、犬が太陽の下で寝ていた」という意味です。
ここで思い出して欲しいのが、「ライオンが寝る」です。
ライオンは1匹で寝ます。同じように犬も1匹で寝るので、”lie”が正しい動詞だとわかります。
あとは三単現や時制を合わせるだけです。
文中に”yesterday”とあるため、時制を過去に合わせましょう。
“lie”の過去形は “lay” なので、”lay”が正解だとわかります。
まとめ:”lie”は一人で寝る・”lay”は何かを置く
この記事を通じて、”lie”と”lay”の違いについて学びました。
“lie”…自動詞「一人で寝る」「横たわる」
“lay”…他動詞「何かを置く」「何かを横たえる」
また、”lie”と”lay”の違いを1文で覚える方法も紹介しました。
”lie”は「ライオンが寝る」、”lay”は「レインコートをかける」です。
ライオンは1匹で寝る(横たわる)ため、意味と一緒に自動詞であることを覚えられます。
また「レインコートをかける(置く)」という行動から、”lay”は「置く」という意味と他動詞であることを同時に暗記できます。
学んだことを定着させるには?
「でも、ちゃんと覚えられているか不安……」
と感じる方もいらっしゃると思います。あとはひたすら口や手を動かして覚えましょう。
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”Lie”と”Lay”の違い以外にも、使い方がよくわからない表現があったら、その表現を使って英文を書きましょう。正しく、自然な英語に添削してくれますよ。
以下の記事でも混乱しやすい表現を解説していますので、あわせてご覧ください。
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