英語の直接話法と間接話法とは?使い分けのコツを学ぼう!

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英語でのコミュニケーションにおいて「直接話法」「間接話法」は、よく使われる表現手法です。しかし、いつどちらを使えば良いのか、その使い分けに迷ったことはありませんか?あるいは、英語の試験中に「どっちだっけ?」と悩んだ経験はないでしょうか?

この記事では、英語の直接話法と間接話法の違いから、使い分けのコツまで、初心者から上級者までただしく理解できるようにわかりやすく解説します。さらに、具体的な例文と理解度を確認できるクイズもご用意していますので、基礎から応用まで学べます。ぜひ最後までご覧ください。


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もくじ

直接話法とは?

まずは、直接話法から解説します。直接話法(Direct Speech)とは、人が実際に言った言葉をそのまま引用する方法です。

直接話法は、特に…

口頭での会話
物語
ドラマ

などでよく使用されます。それでは、直接話法のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット
感情やニュアンスが豊かに伝わる
会話がリアルに感じられる

デメリット
文章が煩雑になる可能性がある
フォーマルな文章での使用は不適切

直接話法の使い方①:コンマやクォーテーションマークを使用する

直接話法を使用するときには、引用する言葉をコンマ(,)で区切り、クォーテーションマーク(” “または’ ‘)で囲む必要があります。または、クォーテーションマークで囲むだけの場合も考えられます。

1. Yuki said, ‘I am happy.’
ユキは「私は幸せだ」と言った。

2. “Do you like pizza?”
「ピザは好き?」

3. The teacher told us, ‘Open your textbooks.’
先生は「教科書を開いて」と私たちに言った。

このように、コンマとクォーテーションマークを適切に使用することが、直接話法には求められます。

コンマ…引用する言葉の前につける
クォーテーションマーク…引用する言葉を囲む

間接話法とは?

間接話法(Indirect Speech)とは、人が何を言ったのかをそのままの言葉ではなく、要約や解釈を加えて伝える方法です。

この手法は、特に……

報告
説明
文書
教科書

などでよく使用されます。それでは、間接話法のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット
文章が整理され、フォーマルな印象を与える
長い会話や複数のポイントをまとめられる

デメリット
感情やニュアンスを伝えきれない
言い回しや時制に注意が必要

間接話法の使い方①:“that”を使用する

間接話法では、多くの場合、“that” が用いられます。たとえば、「She said that she felt sick.」です。ただし、口語では “that” は省略されることが多いので注意しましょう。

1. She said (that) she felt sick.
彼女は自分が具合が悪いと感じると言った。

2. The teacher mentioned (that) the exam would be difficult.
先生は試験は難しいだろうと言った。

間接話法の使い方②:時制を合わせる

間接話法では、主語と述語(動詞)の時制を合わせる必要があります。

直接話法: He said, “I will go to the store.”
間接話法: He said that he would go to the store.

直接話法: 彼は「店に行くよ」と言った。
間接話法: 彼は店に行くつもりだと言った。

直接話法: She said, ‘They are playing soccer.’
間接話法: She said they were playing soccer.

直接話法: 彼女は「彼らはサッカーをしている」と言った。
間接話法: 彼女は、彼らがサッカーをしていると言った。

このように、メインの動詞とthat節内(thatより後ろの英文)の動詞の時制を合わせます。

今回は、メインの動詞”said”に合わせて、that節内(thatより後ろの英文)の助動詞”will”が”would”動詞”are”が”were”現在形から過去形に統一されているのがわかります。

メインの動詞が過去形なら、後ろの動詞の過去形に時制を合わせる

間接話法の使い方③:人称を合わせる

また、間接話法を使用するときは、人称も適切に変更する必要があります。

直接話法: She told him, “You can do it.”
間接話法: She told him that he could do it.

直接話法: 彼女は彼に「君ならできるよ」と言った。
間接話法: 彼女は彼に、彼ならできると言った。

直接話法: He said, “We will win the game.”
間接話法: He said that they would win the game.

直接話法: 彼は「僕たちは試合に勝つよ」と言った。
間接話法: 彼は、彼らが試合に勝つと言った。

このように、1つ目の文章では、“you” が “he” に変わっています。同じように、2つ目の文章でも”we”が”they”に変更されているのがわかります。

直接話法…主語から見た人称
間接話法…第三者から見た人称

直接話法と間接話法の使い分けのコツとは?

英語でコミュニケーションを取る際には、直接話法と間接話法の使い分けが重要です。それでは、どのような場面でどちらを使えばよいのでしょうか?使い分けのコツを紹介します。

コツ①:話法が使用される場面を考える

まずは、どんな場面で話法が使用されるのかを考えましょう。直接話法はカジュアルな会話に適しています。

たとえば…

友達との雑談
SNS

でよく用いられます。

一方で、間接話法はフォーマルな文脈で使われることが多いです。

たとえば…

ビジネス
レポート
学術論文

などでは、間接話法が好まれます。

コツ②:書き換えられる単語を理解する

直接話法から間接話法に切り替えるときは、時制や人称の一致が求められます。他にも、書き換えが必要となる単語があります。ここでは、書き換えられる代表的な単語をいくつか紹介します。

直接話法での単語間接話法での単語
nowthen
todaythat day
tomorrowthe next day
the following day
yesterdaythe day before
the previous day
herethere
thisthat
thesethose
cancould
willwould
maymight

このように、時制や人称に応じて単語を書き換えましょう。

細かい注意点:’Say’ と ‘Tell’、’Talk’ と ‘Speak’

また、直接話法と間接話法のどちらを使用する場合でも、動詞の選び方には注意が必要です。特に、「話す」を意味する動詞は混乱を招きやすいので、しっかりと理解しておきましょう。

Say: 具体的な相手が指定されていない場合
He said that he was tired.

Tell: 具体的な相手が指定されている場合
He told me that he was tired.

Talk: 話す内容よりも会話そのものに焦点を当てる場合
He talked about the project.

Speak: フォーマルな文脈や、話す能力そのものに焦点を当てる場合
He spoke clearly about the project.

直接話法・間接話法クイズ!何問正解できる?

それでは、あなたがどれだけ直接話法と間接話法の使い分けを理解しているかをチェックするクイズを始めましょう!

各問題には、2つの選択肢があります。より適切なものはどちらなのかを考えて、1つを選んでください。

クイズ

クイズ1: 大学に提出するレポートの場合

①My professor says that recycling is important for saving the Earth.

②My professor says, “Recycling is important for saving the Earth.”

クイズ2: 仲のいい友達と映画の感想を話す場合

①The movie was awesome!

②I said that the movie was awesome.

クイズ3: 学術論文で他の研究者の考えを引用する場合

①John claims, “The data is unclear.”

②John claims that the data is unclear.

回答と解説

クイズ1: 大学に提出するレポートの場合

正解は①です。大学のレポートはフォーマルな表現が適切なため、間接話法が使用されます。

クイズ2: 仲のいい友達と映画の感想を話す場合

こちらも、正解は①です。仲のいい友達との会話には、直接話法がふさわしいです。

クイズ3: 学術論文で他の研究者の見解を引用する場合

正解は②です。学術論文では、他の研究者の言葉を間接話法で報告するのが一般的です。

いかがでしたか?全問正解できた方は、直接話法と間接話法がきちんと理解できている証です!

まとめ:直接話法は会話、間接話法は文章と相性がいい!

今回は、直接話法と間接話法について解説をしました。要点をおさらいすると、直接話法は日常の会話やSNSで情報を伝えるときに効果的です。

一方で、間接話法はビジネスやレポート、学術論文など、よりフォーマルな場面で使用されます。

あとは、実践あるのみです。英会話や英作文を通じて、直接話法と間接話法を使い分ける練習をしましょう。

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また、「英語学習を習慣化できずに困っている方の力になれないだろうか?」と時間がなくてもできる学習の習慣化テクニックをまとめた記事も執筆しました。きっとお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

高校時代に英語を猛勉強し、校内偏差値が40→80にUP。大学では英語教育を専攻し、4年次にオーストラリアのパースへ留学。「話す」「聞く」にフォーカスを置いて、現地の人々や世界各国の留学生と交流を深めた。その結果、ケンブリッジ英検B2、TOEIC400→835を取得。現在は、海外へ行きたいけど英語に不安がある人たちのサポートや後押しをしている。

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